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親の欲目と現実の高い壁。 [発達障碍]

現在4年生のノン。
小学校入学のドキドキからもうまる3年が終わって4年目に突入し、高学年。
ノンにとってもハハにとってもこれ以上ないってくらいの好環境で感謝感謝ですぎた日々でした。

でも、もう次には中学校を見据えての進路を考えなければなりません。
1年ごとに着実に成長するノンを嬉しく、頼もしく思っておりますが、やはりそこは親の欲目。
いいところばかりを無意識に探してしまうところもあります。

ものの管理、時間の管理。
自分で考える。
自分で判断する。
自分で行動する。


言葉にすると当たり前のことが当たり前にできないことにまだまだ危機感のないノン。
今の支援級でのびのびとそして細やかな指導を受けつつ、交流級では壁を感じることなく仲間に入れていただいてるので、学校を嫌がったことは一日たりとありません。

やはり実年齢よりかなり精神的に幼いです。
体は同学年の子の中でも大きいほうです。
なのに、同級生の女の子たちとは明らかに趣味嗜好が幼い。
いまだにほしがるおもちゃなどが(それどう考えても小学生以下対象じゃん)と思えるものだったり、洋服も親の買ってきたものに何の抵抗もない。

まあ楽っていえば楽なんだけど、今後思春期を迎えるときのことを考えると不安になったりもするのです。

今現在中学には支援級がありません。
なのでもし中学でもノンが支援級を選択ということなら早い段階から働き掛けをする必要があるようです。
漠然と小学校6年間で社会性を身につけたら普通級でも行けるんじゃないかと漠然と思っていて、中学での支援級という認識がまるでなかったことに遅ればせながら気が付きました。

ついいいところばかり見てしまうんです。
あれができるようになった。
これができるようになった。
落ち着いて決められた場所にいられるようになった。


でも、ノンのすべてがわかってるわけじゃない。
親の見ていない場所でのノンの様子。
もちろん問題なし、オールOKなんてはなから期待してませんが。

何ができたらクリア!
何点取れたらクリア!
なんて明確な基準がないんです。

入学のときは時間はたっぷりあると思えた6年間。
でも、半分終わって4年目に突入した今、はるか先だったはずの中学という現実問題。
狭い地域の人間関係だからこそ、助かってる部分もあると同時に理解してくれない方々からの偏見の言葉も正直いただきます。
今はまだ本人に直接ぶつけられることはなく、親が防波堤になってやれますが、この先のことを考えると「ボーダーの子は厳しいですよ。」と以前専門家の方に言われた言葉がよみがえります。

今まで培ってきた自己肯定感を下げるような事態にだけはなってほしくない。
そのために支援級を選択したのです。
でも、この先、本人にとって支援級での手厚い支援を受けるメリットと支援級について回る有形無形の偏見の空気を感じ取ることのデメリット。

一朝一夕に答えの出せない難しい問題です。
まだまだ先だと思っていた中学進学。
その先の高校。もしかしたら大学進学もあるかもしれない。
そして社会人になること。

まだまだクリアにしなくちゃならない課題がたくさん。
夏休みとともに大きな宿題を親もいただいきました。
錆びつき始めた脳細胞フル活動してノンのためになること、今のノン、そして将来のノンの姿。
考えていきます。


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マアカ

うちももうすぐ中学生。
最善の選択をしたいなと思いますが、きっとどんな選択をしても後悔するんじゃないかと思います。
世界はどんどん変わっています。
来年より再来年、5年後より10年後。
よりよい未来と将来が待っていると信じたいです。
辛いこともあるけれど、ご一緒にがんばりましょう!
ノンちゃんは素敵なご両親を持って幸せです。


by マアカ (2013-07-30 14:54) 

izunosuke

マアカ様。
よりよい未来と将来のため、わかっていることなら何でもやるんですけど、わからないことのほうが多すぎて…。
わからないと不安になる。不安になると落ち着かなくなる。
落ち着かないとなおさら見えなくなる。
負のループだけは避けなければ・・・・。
一緒に頑張ろうと言ってくれる人がいる。
それがどんなに支えになるか。
ありがとうございます。
殿君もマアカさんご一家の一員でとっても幸せだと思いますよ。
未来は明るい!!
そう思って頑張ろう!!
by izunosuke (2013-07-31 05:48) 

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