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命の重さって・・・。 [高齢ハハのつぶやき]

最近の世の中。あまりにも死が簡単になっているようで不安に感じていた今日この頃。
殺人事件も連日のように発生し、火災や事故による死。そして自殺。
心を痛めながらもやはりどこか他人事ではあった。

昨日ごく身近の方が相次いでなくなった。
そのうちのお一人はまだ若い奥さんだ。
小さなお子様をお二人残して逝かれた。
病になり自分の体もつらかったでしょう。
そしてまだ幼いお子様たちを残していくことどんなにつらかったでしょう。
愛するご主人。そしてご健在のご自分のご両親。
心残りはどんなに多かっただろう。

ご近所であったため、家の子と散歩していて出会うと良く声をかけてくれて、年齢は私よりかなり若いが母としては先輩なのでいろいろ話を聞かせてもらったりして、子供ともどもお世話になった。
彼女の子供さんたちにも娘が良く遊んでもらって、彼女の家の庭で一緒に遊んだりした。

「死」だけは平等だと言う説がある。
それは誰にでも訪れる唯一のことだからだそうだ。
でもその「死」の訪れ方は平等ではない。
神の領域と言われる分野にまで手を広げつつある医療。
けれどその一方でいまだに解明できず、治療法さえ確立できない病が存在する。

彼女の死は家族にとってどれほどの悲しみか想像を超えるものであるはずだ。
お子様たちは今この瞬間何を思うのか。
ご主人は何を思い耐えるのか。

親に先立たれる子。妻に先立たれる夫。そして愛しい娘を送らなければならない親御さん。
順番ならいいと言うものではないし、いくつになっても身内の死は悲しい。
それでも無理やり自分を納得させるにはやはり逆縁はつらすぎる。

せめて自分の体には敏感でありたい。
彼女だって自分のため家族のため戦い続けたのだ。
戦いは壮絶だったと聞いた。
彼女は母として最後まで戦い続けたのだろう。
日々の雑事についつい追われがちだが、彼女の残した思いは、生前彼女に少しでもかかわったものたちが自分の身に置き換えて自分とそして愛するものたちの健康と未来にもっと敏感でいたいと思う。


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コメント 2

さーママ

こんばんは。
私もその話を聞き、偶然葬儀の時間に葬儀会場付近を通り、切ない思いでいっぱいになりました。
上のお子さんの落胆ぶりも人から聞き、死というのはなんて残酷なんだろうと思いました。
残された方たちも辛いでしょうが、まだ幼い母の手をこれから必要とするときにそばにいてあげられない辛さを亡くなった方も強く感じているでしょうね。
難病と聞きました。辛い辛い闘病生活だったでしょうね。
ご冥福をお祈りいたします。
今ここにいる幸せを噛みしめながら生きていかなくてはいけませんよね。
by さーママ (2007-01-29 19:45) 

izunosuke

本当に理不尽な「死」と言うのはあるのですね。
上のお子さんは普段からしっかりした子なのですが、それが今回帰ってつらさを増していると思います。
下のお子さんのように母親の死がわからないほど幼くないし、かといって耐えられるほど大きいわけではない。
だから受け入れられないのだと思います。

日々は何もなかったかのように、過ぎていくけれど平凡な日常がどれほど尊いものか改めて考えたいものですね。
by izunosuke (2007-01-30 16:41) 

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