神鳥ーイビスー(篠田節子) [書庫]
私の好きな作家に篠田節子氏がいます。
その篠田氏にはまったきっかけになったのがこの本。
作者のことも作品のことも何も知らずに本屋でタイトルに惹かれて買った一冊。
一言で言うと 「こわい」
むちゃくちゃ怖い。
と言っても一時ブームになったホラーじゃない。
この作品のキーワードは「朱鷺」
そうあの絶滅してしまった新潟の佐渡で有名なあの鳥だ。
今まであの鳥のイメージって人間の都合で絶滅に追いやられたかわいそうな薄幸の鳥ってイメージだったのが、180度変わった。
もちろん本の中でもあの鳥は悪役ではなく人間の都合で乱獲されたかわいそうな鳥なのだが、その鳥の人間に対する憎悪が形になると・・・。
怖いのだ。 恐怖と言うのは人の精神に入り込み、内側からじわじわと侵していく。
美しい花鳥風月画が見る人によって地獄絵図に見えるという着想にまず度肝を抜かれた。
想像しただけで総毛立った。
主人公のイラストレーターと奇妙な縁で摩訶不思議な体験をするちょっといい加減な作家が命からがら実社会に戻ってきて、ほっとしたのもつかの間。
異次元の世界から鳥の怨念が絶え間なく眠りの中に現れてくる。
最後はこれで終わりなの?
二人はどうなっちゃうの?
解決する方法はあるの?
完全燃焼系が好きな方にはちょっと不向きかもしれないが、読者に展開がゆだねられるタイプが嫌いでない方ならお勧めかも。
いつもノンちゃんの成長を見るのを楽しみにしてます!!
元気そうでよっかたです。
今度会うときは、幼稚園生ですね★★
早く会いたいです(・∀・*)
by アリョーシャのお友達 (2007-02-12 16:06)
本当に早いものです。
でも、今が一番いたずらも盛りでへとへと。
早く幼稚園入れたい気もするし、心配もたくさん。
複雑です。
by izunosuke (2007-02-12 16:53)