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向井亜紀さんにエール [高齢ハハのつぶやき]

今朝のニュースで又耳にしたので迷ったが書くことにした。
最高裁で向井さんご夫妻の訴えは退けられたという。
ため息が出た。
少子化云々といいながら、現実にそぐわない判決ばかり繰り返す司法。
今回の件はいろんな事考えさせてくれた。

この話題が出るとすぐに「そんなことを簡単に認めたら出産がいやだとか体型が崩れるのがいやで安易に代理出産する女性が増える」的な発言をする人がいるが(男女問わず)なにおかいわんやである。

現実にそんなことでわが子の出産を拒む人がそもそも親になりたい、自分の子を持ちたいと思うだろうか。
よく彼女のことをお金があるから的なことを言う人があるが、代理出産だからといって彼女が肉体的な苦痛をまったくしていないかのような誤解がある。
私は以前ドキュメントで拝見したが、卵子の採取ひとつとっても眼を背けたくなった。

子宮を摘出してしまった彼女の最後の頼みの綱が代理出産だったのだ。
この問題を認めると上記のような安易な出産に繋がるというなら、基準を重くして審査を厳しくすればいい。
子供はできたから(妊娠したから)といってすぐに生まれるものではない。
何ヶ月もの時をかけて命がはぐくまれるものだ。
その間に気の済むまで公的機関が調べればいい。

医学的にもそれぐらい可能であろう。
今の医学水準なら・・・。

極論かもしれないが、いまだに嫡出子だの非嫡出子だのにこだわっている日本の戸籍法は穴だらけだ。
離婚後に生まれた子供の戸籍ひとつとってもいまだにあんな茶番劇が繰り返されているのだからお笑いだ。
なにもかも一律で考えず個々のケースにそれぞれ対応してくれなくちゃ今の裁判制度では民意とどんどんずれていく。
前例を踏襲していくだけでは日本の司法はどんどん立ち遅れていく。

まずは命、そして人権を最優先してほしい。
国の面子だとか穴だらけの法律の擁護など後回しでいい。


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みやじー

離婚後の出産の件でもそうですが、要するに現行の民法は古すぎて現実にそぐわないということですよね。現実に早急に対応しなければならないと思います。
by みやじー (2007-03-24 16:42) 

izunosuke

無理して憲法9条に手を出すより、まずこういうところからでしょうと言いたいですね。
日本は変なところで前例を重視しすぎる。
守らなければならない伝統は簡単につぶすくせに・・・。
おっと口が過ぎました・・・。(^。^)
by izunosuke (2007-03-24 20:04) 

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