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「容疑者Xの献身」 [書庫]

ただいま映画が公開されている同タイトルの原作です。

う~ん!!
東野圭吾ワールド健在!!

「白夜行」「幻夜」の悪女と対極をなすひたすら愛する者のために滅びていく男の話。
白夜行の亮司にも通じるかな?

この作品実に奥は深い。
愛する人が犯してしまった事件に自分の頭脳をフル稼働して救おうとする天才数学者。
とっても単純だけど頭のいい彼のトリックや計算が徐々に追い詰められていく緊迫感。
そして東野お得意の大どんでん返し。

単純などんでん返しではない。
犯人が違うとか、誰かが裏切るとかそういうことではなくて、精神的などんでん返し。
あ~言ってしまいたい!!

彼は最後に救われたのか?
彼の慟哭の意味するものは?

そしてそこまでの愛情をただ何の見返りも求められず与えられた彼女は?
どちらがつらいのだろう。

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コメント 4

ゆなゆな

う~ん・・・・ (-_-;)気になる・・・・。

ケドケド・・・・・聞いてはオモシロくなくなるので聞かない。

図書館にあるかな?探してみよう!
by ゆなゆな (2008-11-26 09:23) 

izunosuke

ゆなゆな様。
これはおもしろかったです。
犯人あてのミステリーじゃないので引き込まれましたね。
映画は見ていませんが見た人によるとかなり原作に忠実なようで。
原作ファンには嬉しい限りです。
是非お勧め。
by izunosuke (2008-11-27 09:20) 

元気

一度目。彼は、彼女によって(死の淵から)生きる目的を貰いました。
二度目。彼は、彼女によって生きる定めを授かったのだと思います。

彼の慟哭は、絶望へと誘うようにも思えます。
けれど、自分を人間として見てくれた彼女に対しての、喜びの涙に変ることを…
私は、信じたいと思いました。
by 元気 (2009-01-18 16:00) 

izunosuke

元気様。
東野作品って本当に人物の描写が秀逸ですね。
この作品の主人公も今ではまるで昔からの知り合いのように身近に感じてます。
もしかして自分の隣にいるような親近感。
だからこそ彼のあの献身が最後彼に何を与えたのか。
気になります~

by izunosuke (2009-01-18 19:59) 

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