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オスとメスと男と女 [色・彩・いろ]

よく読ませていただいている方のブログにお邪魔したら、綺麗に羽を広げた孔雀のオスの写真がありました。
考えてみたら、鳥に限らず動物も基本的にはオスのほうがメスより綺麗で目を引くようにできてます。
一説にはメスは子供を守るため保護色に近くなっていると言いますが、別の見方をすると種を残すことを前提に考えた場合メスは絶対的優位に立っているということだ。

人間の立場で見ると、オス同士間で力争いをして、勝ったものの子供をメスが育てるって見えるけど、そこには人間のような感情のもつれなんてないのだ。
メスにしてみればどのオスの子かなんて重要じゃない。
自分が生んだ紛れもないわが子。
自分の血、種は守られていく。
そこが重要で極論を言えばオスはただ種主であるに過ぎない。

人間の場合はそこに感情があるから複雑になっているだけ。
平安時代はこれによく似ている。
今みたいに親子鑑定ができるわけではないから確実なところ子供の父親が誰かって疑い出したらきりがない。
だが、母はそのお腹から産むのだから間違えようがない。
今みたいに病院では産まないし、自宅で生むのだから意図的でなければすり替えも容易ではない。

だから娘が家督を継ぎ、婿は通い婚となる。
理にかなった婚姻体制だったわけだ。

話を元に戻すと、メスにオスを選ぶ選択権が無い様に見えるが、実のところメスにとってオスは子供の父親ではなく種のための父だから力の強い(生命力の強い)オスの種の方がメスにとっても好ましい。
とっても単純でそして確固とした生命の繋がり。
よく動物の子育てを比較に出してそれに比べて今の人間は・・・・。
と言う論調が多々ある。
虐待も多いから無理もないが。

だが、動物たちは子供にだけ全生命をかけるのだ。
メスは子供を生んだときから子離れするまで全身全霊を子供にだけかける。
人間の母はそれを求められても困る。
だって人間のオスは父親なので。
種としての父ではなく、文字どうり親としての父。
だから母は子供だけでなく父にも愛情を注がなければならない。
男は息子か夫かその時々で使い分けるが、女は同時進行で母、妻、嫁、娘、をやっているのだ。
疲れるわけだ。ふ~(~_~;)


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コメント 4

ちろり

「同時進行」に激しく同意。
疲れますよね。
ふぅ~(-_-;
by ちろり (2007-06-11 23:44) 

izunosuke

ちろり様。
同意していただいてありがとう。
よく、ながら仕事が出来るのが女、出来ないのが男と言われますが、やらざるをえないんですよね。
疲れるわ。そしてそれに気づいてもらえないと疲れは倍増する・・・のです。
by izunosuke (2007-06-12 09:35) 

うむ。まるっと同意。
脳がそういう風にできてるんですよね…。
by (2007-06-13 23:27) 

izunosuke

まご様。
脳のつくりだけの問題とは思いたくないですよね。
せめて自分の夫には、この疲れを気づいてほしい・・・。
無理かな~ 半分あきらめの境地です。
by izunosuke (2007-06-14 07:19) 

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